
◆ 制作概要
本卒業制作では、展示を目的としたイラスト作品と各種グッズの制作を行いました。
これまでの制作経験をもとに、授業や学内イベントでデザインしたキャラクターと、新しく制作したSDキャラクターを用いて、展示用イラストやグッズを制作しました。
本卒業制作で制作した作品

◆ コンセプト


◆ 制作経緯
イラストレーターの個展を見に行った際、同じイラストでも展示とグッズで印象が変わることに強く衝撃を受けました。
展示空間では大判印刷の圧倒されるような迫力を感じ、グッズでは身近さやサイズ差による多彩な表現を感じました。
そこで、サイズや展示方法で受ける印象がどう変わるかを体感できる展示を作ろうと決めました。
また、近年SNSでイラストを見る機会が増える中、デジタルでは伝わりにくい印刷物の魅力や展示空間での見え方を、作品制作を通して提示したいと考えました。
◆ B1サイズ
【縦長2種類・横長1種類】



展示のメインとして、B1サイズで制作したイラスト達です。
大きなサイズだからこそ、密度や情報量の多さを重視しています。 近くで見ると細部まで楽しめますが、距離によっては全体を一目で見渡せない点もあり、サイズによる印象の変化が分かりやすく表れる作品です。
これらのイラストは、近くで見たときに単調に見えないよう質感のあるブラシも用いて描きました。
◆ ポストカード
【全3種類】



展示作品のサイズバリエーションを増やすために制作したポストカードです。
大きすぎず小さすぎない身近なサイズ感で、イラスト全体を無理なく見ることができます。 他のサイズの作品と並べることで、サイズの違いによる印象の変化がより分かりやすくなりました。
◆ CDジャケット
【全2種類】


日常的に目にする、音楽CDのジャケットを想定して制作した作品です。
イラスト単体ではなく、商品パッケージとして見たときの情報のまとまりや配置を意識しました。
CDジャケットにすることで、他の展示用のイラストとは異なる、日常に馴染む印象が生まれました。
◆ ミニ色紙




アナログで描いた作品を展示に加えたいと考え制作した色紙です。
モノクロ表現にすることで、他のカラフルな作品とは異なる印象を生み出しています。 デジタル出力では出せない線や塗りの質感によって、イラストの見え方や受ける印象に変化が生まれる作品です。
※画像はデジタルイラストですが、展示本番では手描きの色紙を使用しています。
◆ トレカ
【2デザイン・全6種類】






カードのQRコードを読み取ると、このようなキャラクターの設定資料が表示されます


身近な小さなイラスト媒体として制作した、トレーディングカードです。
キラキラ加工が映える点を活かし、ホログラムなどで視覚的な楽しさを加えました。
手に取って眺めたくなるような、他の展示用のイラストとは異なる印象が生まれる作品です。
また、カードをただ眺めるだけで完結させたくなかったため、2種類のうち片方のデザインにはQRコードを入れ、読み取ると設定資料へアクセスできる仕様にしました。
◆ 缶バッジ
【2デザイン・全4種類】




グッズとして自然に使えるような完成度を意識して制作した缶バッジです。
小さく身近なサイズ感を活かし、シンプルな構成に模様や配色で質感の変化を加えています。
缶バッジという形にすることで、他の展示用のイラストとは異なり、日常の中でさりげなく使える、より距離感の近い印象が生まれました。
◆ ステッカー
【全12種類】












SDキャラクターの「お顔ステッカー」です。
大きなイラストとは違い、小さいサイズだからこそ素直に可愛く見えることを意識して制作しました。
並べて展示したときに、表情の豊かさと色のカラフルさが表情の豊かさと色のカラフルさが一目で伝わるよう、キャラクターデザインを工夫しました。
◆ 実物の一例










制作した作品の一部を、写真で掲載しています。
イラスト作品以外にも、展示用に制作した物の写真も含んでいます。
◆ 展示構想の初期スケッチ

展示構想の初期段階で作成したラフスケッチです。
サイズや配置は実寸ではなく、全体のイメージを把握するためのラフです。
遠目ではB1サイズの存在感が際立ち、近づくことでグッズのイラストにも目が向くような配置を想定しました。 サイズの異なる作品を並べることで、印象の違いが自然に伝わる展示構成を考えました。
◆ 最後に
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。 今回私が試したサイズやグッズ展開以外にも、アクリルブロックや金属など、素材を変えて印刷してみるのも面白いと思います。
もし趣味などでイラストを制作する機会があれば、ぜひグッズ制作にも挑戦してみてください。 きっと、良い意味でいつもとは違う印象を感じられるはずですよ!

使用ソフト : Adobe Photoshop , Adobe After Effects

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