大阪電気通信大学

小熊ベイベイと兔ククの奇幻冒険

作品概要

この子供向けの立体書籍は、小熊ベイベイが森の中を散歩している時、道に迷った小さな兔ココに出会い、家に帰る道を見つけるのを手助けする物語を描いています。全書は立体デザインとインタラクティブな要素を通して、子供たちの読書への興味と体験を高めます。

制作目的

この子供向け立体書籍は、3〜6歳の子供に教育と娯楽を融合したインタラクティブな読書体験を提供することを目的としています。簡単でわかりやすい物語と立体的なデザインを通じて、子供たちに優しさ、勇気、助け合いといった前向きな価値観を育む一方で、読書への興味を引き出します。視覚や触覚を通した多重のインタラクションにより、子供の認知能力を発達させ、親子の交流機会を生み出します。温かみのあるQ版スタイルと明るい色彩は、子供の美的ニーズを満たし、独立した思考や探求を促します。

外観設定

小熊ベイベイの外観設定:
形象:小熊ベイベイの外観は丸みがあり、ふっくらとしたイメージで設計され、体型は乳幼児期の子供の特徴に近く、頭が大きく、体は小さめで、四肢が短くて力強いです。

颜色:全体は柔らかな茶色を基調とし、お腹や頬は淡い色の円形エリアになっており、温かく親しみやすい印象を与えます。

表情:ベイベイの表情はいつも微笑みを浮かべ、目が丸く、穏やかで生き生きとしており、友好と安心感を伝えます。

創作の思い:小熊ベイベイのデザインは「友好」や「温かさ」というイメージから着想を得ています。このようなデザインは、子供たちがキャラクターとすぐに感情的なつながりを築き、信頼感を抱けるようにしています。丸みのある体型と柔らかな色合いは、子供たちが心地良さを感じ、未知の世界への恐怖を減らし、他人を助けることへの認識を高めます。
子供へのメリット:小熊ベイベイのイメージは、信頼できる仲間として形作られており、子供たちは物語を読む中で安心感と温かい雰囲気を感じることができます。この温和な外観は、子供たちが顔の表情を通して友好、信頼、優しさなどの感情を認識することを学び、彼らの情緒的な認知能力を高めるのに役立ちます。

小兔の外観設定:
形象:小兔の外観は小さく愛らしいデザインで、体の比率は頭が大きめに設定され、全体的に可愛らしく弱々しい印象を与えます。耳は大きく、立ち上がったり少し垂れたりしており、兔の敏感さと愛らしさが強調されています。
颜色:白色を基調としており、純粋さと優しさを象徴しています。また、小熊の濃い色と対比をなすことで引き立てられています。頬にはピンクのチークがあり、親しみやすさを増しています。
表情:兔の表情は大半が無邪気さや好奇心を表し、時折困惑や恐れを見せることもあります。目は大きく丸く、柔弱さと助けを求めているような印象を伝えます。
創作思路:小兔のキャラクターは子供の内面的な脆さと好奇心を象徴しています。デザインはより柔らかく愛らしいもので、子供たちがこのキャラクターと共感しやすくしています。兔はしばしば助けが必要な状態を表現しており、子供が日常生活でどのように助けや支援を提供できるかを考えるきっかけになります。
子供へのメリット:小兔の外観デザインは、子供たちの注意を引くだけでなく、キャラクターの表情や姿勢を通じて「恐れ」や「困惑」といった感情を理解させます。この共感は、物語を理解する過程で子供たちに思いやりを教え、他人に助けを求める方法を学ばせることに役立ちます。また、兔の柔弱なイメージを通して、子供たちは他者を思いやり、助けることの大切さを感じることができます。

作品紹介

場面1

大体の物語の内容は、小熊が兔の泣き声を聞いて家から出てきて、迷った小さな兔を慰めるために近づきます。この白い部分が動かせる部分で、読者は小熊ベイベイのモデルをこの白い軌跡に沿って兔のココの隣に動かすことができ、物語に対するインタラクティブ性を高めます。

場面2

この部分は「危険な森」「急流の川」「危険な動物」の三つの場面で構成されています。物語の内容は、小熊と兔がこの三つの場面を通り抜けるというものです。

場面3

この場面ではより楽しいインタラクティブな仕組みを設計しました。たとえば、場面3では、小熊が兔の家を見つけるのを手伝います。左上に多くの感情選択シールをデザインしており、読者である子供たちは、自分の理解に基づいて、小兔が家を見つけた後の気持ちを選ぶことができます。

場面4

場面4のおおよそのストーリーは、ベベがククと仲良くなり、彼らは時々遊びに出かけるという内容です。

実物展示

実物を作りましたが、より分かりやすい展示のため、展示動画を作りました。

まとめ

将来の改善点
技術の向上:今後のプロジェクトでは、3Dプリント、AR(拡張現実)などの先進的な立体制作技術を探求し、絵本の立体効果とインタラクティビティをさらに高めることを目指す。

内容の豊富化:今回の絵本の内容は既に豊富だが、改善の余地はある。将来は、より多様なテーマとストーリーを取り入れ、異なる年齢層や興味のある児童のニーズを満たすように努める。

教育と融合:絵本の面白さを保つと同時に、教育と融合することに重点を置く。楽しい活動やゲームをデザインし、児童は読書の過程で楽しみを享受するだけでなく、知識とスキルの向上も得られるようにする。

ご覧いただきありがとうございました

作者プロフィール

HW21A163 李 雅琴

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