大阪電気通信大学

裏切りダンジョン

ゲーム概要

1人のゲームマスターと複数人のプレイヤーで協力しながらダンジョンからの脱出を目指す協力ゲームです。ただし、ゲームマスターはプレイヤーを闇堕ちさせまいとする天使と闇堕ちさせようとする悪魔のどちらかがプレイヤーには分かりません。ゲームマスターはプレイヤーを自陣営に引き入れながらプレイヤーはゲームマスターがどちら側か見極めながら脱出を目指さなければいけません。

プレイ人数:3〜5人(ゲームマスター1人 プレイヤー2〜4人)

プレイ時間:15分〜30分

内容物

職業カード:16枚

天使カード:2枚

探索カード:36枚

地形カード:14枚

ゲームの流れ

・準備

1.ゲームマスターは天使カードを1枚引き自分が天使か悪魔かを決定する。

2.プレイヤーは自分のプレイする職業を決定する。

3.出口を除く地形カードから8枚引きそれに出口を含めた9枚を今回使用する地形カードにする。

4.地形カードから1枚を場に出しその他の地形カードをプレイヤーに均等に配る。(最初の1枚が出口の場合、やり直す)

5.じゃんけん等でプレイヤーの行動順を決定する。

・探索

1.ゲームマスターは探索カードを冒険者の探索力の合計だけ引き順番を入れ替え元に戻す。

2.プレイヤーの探索を開始する。プレイヤーが探索中に行える行動は以下の通り

  • 移動:自分がいる地形カードから上下左右に繋がっている地形カードに移動する。探索を行った後は行えない。
  • 地形生成:自分がいる地形カードから上下左右に繋がるように地形カードを置く。ただし、地形カードを置けるのは最初の1枚から上下左右斜めの8方向のみ。探索を行った後は行えない。
  • 探索:探索カードを1枚引く。探索力を1消費する。同じ地形カードに怪物がいる場合出来ない。また、探索後別の行動を行った場合次のターンまで行えない。
  • 地形発動:任意で発動する地形カードの効果を発動する。同じ地形カードに怪物がいる場合行えない。
  • 受け渡し:自分の持っている探索カードを同じ地形カードにいるプレイヤーに渡すことが出来る。渡される側は拒否することも出来る。
  • 戦闘:同じ地形カードに怪物が存在する場合に行える。怪物の攻撃力とその地形カードにいる全てのプレイヤーの攻撃力を合計した攻撃力を比べプレイヤーの方が高ければ怪物を消滅させることが出来る。

3.次のプレイヤーの行動に移る。この時、プレイヤーの持っているアイテムカードが6枚以上の場合5枚になるようにアイテムを捨てる。この時、アイテムカードと闇のアイテムカードではアイテムカードを優先して捨てる。また、脱出に必要な探索カード(開錠の封石、開錠の魔石)を捨てる事はできない。

4.プレイヤーが2枚の脱出に必要な探索カード(開錠の封石、開錠の魔石)を所持しており、出口にモンスターがいない状態で全てのプレイヤーが到着した時脱出可能となる。

5.全てのプレイヤーが行動を終了し脱出可能状態にない、もしくはプレイヤーに脱出の意思が無い場合プレイヤーの探索力を元の値まで回復し探索カードをシャッフルした後1に戻る。

・議論

1.議論を開始する。制限時間は5分。

2.ゲームマスターを封印するか解放するかの投票を行う。

3.プレイヤーの持っている探索カードを全て公開する。この時、闇のカード所持枚数が精神力以上だったプレイヤーは闇堕ちする。

4.もし封印するか解放するかで票が分かれた場合封印派と解放派で戦闘を開始する。

5.ゲームマスターを封印するか解放するかが決定した後ゲームマスターは自分が天使か悪魔かを公開し勝敗を判定する。

勝利条件

ゲームマスター

  • 天使の場合:プレイヤーがゲームマスターの解放を選択し脱出したプレイヤーに闇堕ちしていないプレイヤーが1名以上存在する。
  • 悪魔の場合:プレイヤーがゲームマスターの解放を選択し脱出したプレイヤーに闇堕ちしたプレイヤーが1名以上存在する。

プレイヤー

  • 闇堕ちしていない場合:脱出に成功した上でゲームマスターの解放を選択しかつゲームマスターが天使、もしくは脱出に成功した上でゲームマスターの封印を選択しゲームマスターが悪魔。
  • 闇堕ちした場合:脱出に成功した上でゲームマスターの解放を選択しかつゲームマスターが悪魔、
    もしくは脱出に成功した上でゲームマスターの封印を選択しゲームマスターが天使。

MR及びArUcoマーカーの活用

この制作ではArUcoマーカーを用いてMR(複合現実)を活用しています。

怪物カードの左上にあるArUcoマーカーを読み取ることでその怪物の3DモデルをMRで投影し視覚的にも楽しめるようになっています。

使用素材

カードイラスト

MRで投影する3Dモデル

作者プロフィール

岡田豊

総合情報学部 デジタルゲーム学科
情報デザイン研究室

コメント